『コーヒーカジタ』で考えるコーヒー提供の付加価値/名古屋カフェ探訪vol.9
今回紹介するのは、
『コーヒーカジタ』
です。
土日と月曜日のみの営業で、レア感の高いカフェです。
週末は行列ができるらしく、訪れた月曜日も、昼過ぎに行ったら人気の豆とペストリーはなくなっていました。恐るべき人気店です…
席は8人掛けのカウンター席のみで、コーヒーを味わうことに集中できるお店となっており、コーヒーはブレンドが6種類と10種類以上の中から選べます。
場所は地下鉄東山線の「一社駅」から徒歩5分ほどの場所にある、
名古屋随一のコーヒーの名店です。
コーヒーができる一部始終を目の当たりに
カウンター席に座り、コーヒーを注文してからは、店主がコーヒーを淹れる様子を目の前で見ることができます。
それはまるで何かの職人芸を見ているようで、それを見るだけでも価値があります。
湯を沸かす様子や、豆を挽く様子、ゆっくりと一滴一滴丁寧にドリップする様子など、
一杯の美味しいコーヒーができるまでの一部始終を、目の当たりにできます。その上で味わう一杯は、感じるものが明らかに違います。
↑今回注文した深煎りのブレンド「あじわい」。6種類のブレンド焙煎度合いが少しずつ違うので、次回は浅煎りめのブレンドも試してみたい。
今回僕はこのコーヒーカジタさんでカウンターに座り、コーヒーを飲むことで、コーヒーの「提供の仕方」について考えさせられることになりました。
今、美味しいコーヒーを飲むためという理由でカフェに行く人は少ないかもしれません。しかし、こういった素晴らしい「付加価値」は、わざわざカフェに足を運ぶ大きな動機になり得えます。
表参道『KOFFEE MAMEYA』の場合。
「提供の仕方」について考えると、すぐに思い浮かぶのは東京・表参道にある『KOFFEE MAMEYA』です。
一番最初に訪れた際、接客してくれたのはオーナーの國友栄一さんでした。
メニューを選ぶ前に、どんな味のものが好きか、普段はどんな器具で淹れるか等、
十分なヒヤリングをしてくれました。
その上でその人それぞれの好みにあった豆をセレクトしてくれます。
その分提供までには少し時間はかかるけれど、それがこのお店のなくてはならない、「核」なのだと思います。
あれほどのホスピタリティには感銘を受けました。まさに日本独自の「おもてなし」精神で、外国人観光客もきっと感動を覚えることでしょう。
「付加価値」を一緒に味わう時代
コーヒー業界でサードウェーブが巻き起こり、質の高いコーヒー豆が多く流通し、消費者の知識が向上する中、今回紹介した2店のように「コーヒーの提供の仕方」にこだわるお店に僕は大きな魅力を感じます。
単純にコーヒーを味わうだけではなく、「モノからコトへ」ではないけれど、サービスの面が消費者を惹きつける大きな要素になっていることは間違いありません。
今後こういった独自の提供方法を持ったお店に、もっと訪れてみたいと思います。
それでは今回はこれで。
ぼくです。コーヒーが大好き! このブログの筆者です。20代後半、名古屋在住の会社員です。妻と2人暮らしをしています。好きな色は「青」、好きな作家は「村上春樹」です。
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