自宅でのハンドドリップをはじめる際に揃えるべき6つのコーヒー器具

こんにちは。
ドリップを自宅で淹れ始めて5年が経ちました。
普段、「趣味は何?」と聞かれると、自然と「コーヒーです」と答えるのですが、意外と驚かれたりします。
職場でもインスタントや缶、コンビニのコーヒーなんかを飲んでいる光景はよく見かけるのですが、実際に自宅でコーヒーを淹れている人はかなり少数派のようです。
たまに興味を持ってくれる人がいて、「どんな器具を揃えればいいの?」と聞かれることもあるのですが、なかなか口頭で説明しづらいものがあります。(笑)
そういったこともあり、今回は、そのような「コーヒーを淹れたことのない身近な人に向けて、僕がおすすめするとしたら」ということを念頭において、
「自宅でハンドドリップをはじめる際におすすめのコーヒー器具」を紹介してみたいと思います。
この記事を一通り見ていただければ、あまりコーヒーに馴染みのない方でも、ある程度、揃えるべき器具のイメージは掴んでいただけるかと思います!
目次
コーヒーを淹れる3つの工程

器具の紹介をはじめる前に、
コーヒーを淹れる手順をイメージできない人に向けて、任意で下の3つの工程に分けてみました。
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この3つの工程のそれぞれで何が必要か、という形で紹介していきたいと思います。
1.コーヒー豆を挽く

買ってきたコーヒー豆を挽き、粉にします。
ここで必要なのは、
①コーヒーミルです。
<ここでのPoint> コーヒー豆は焙煎してから時間が経つと酸化してしまうため、新鮮なコーヒー豆を用意することをおすすめします。また、豆→粉にすると、空気に触れる表面積が増えてその分酸化のスピードが早くなるため、コーヒーを淹れる時にその都度、コーヒーミルで豆を粉にするのが好ましいです。 |
①コーヒーミル
コーヒーミルを使って、買ってきたコーヒー豆を粉にします。
コーヒーミルをひとつとっても様々な種類があり、ここでは3つに分けて紹介します。
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これからはじめる人には、価格的にお手頃なAかBをおすすめします。
A 手挽きミル
↓最初は僕も手挽きのミルから入りました。「ごりごり」コーヒー豆を挽き、手作り感が味わえます。
B 簡易的な電動ミル
↓しばらく手挽きミルを使っていたのですが、特に朝コーヒー豆をゴリゴリやっていると時間がかかってしまい、それを理由にコーヒーを淹れるのを断念することが多くなってきてしまったため、電動のものを買いました。忙しい朝は豆を挽く工程だけでも電動にすると結構違います。
C グラインダー(本格的な電動ミル)
↓味にもっとこだわりたい!ということで、現在は本格的なグラインダーを使っています。ここまでくると豆の挽きめを細かく調節できたり、豆を均一に挽けたりと、味を追求したい方にはおすすめです。ただし高価なので、これからはじめるという人は上記の2つから選ぶのをおすすめします。
2.お湯を沸かし、温度を調節する

お湯を沸かし、90℃前後になるように湯温を調節します。
ここで必要なのは、
②ドリップポット
③温度計
です。
<ここでのPoint> 湯温によって、コーヒーの味に変化があります。 沸騰直後のお湯でコーヒーを淹れると苦味が出過ぎてしまったり、逆に湯温が低いと、コーヒー豆に含まれている様々な成分を十分に抽出できなく、味気がなくなってしまったりします。 そのため、しっかり温度計で湯温を測り、最初は目安として90℃前後のお湯を使うことをおすすめします。
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②ドリップポット
ドリップポットも様々ありますが、ポットなら何でもいいというわけではなく、
湯量を調節しながら注げるように、コーヒー用で、細口の注ぎ口のものをおすすめします。
↓僕はこの月兎印のポットに一目惚れし、購入しました。ブルー色を持っていますが、本当にいい色です。
ちなみに僕は、ケトルでお湯を沸騰させた後、ドリップポットに移しています。
そうすることで、温度もだいたいちょうどいいくらいになります。
③温度計
注ぐ際の湯の温度を計測するために使います。
Pointでも書いた通り、沸騰直後のお湯では高温過ぎて苦味が多く抽出されてしまうし、冷め過ぎても豆の成分が十分に抽出できなくなってしまいます。
※目安としては90℃前後を推奨するバリスタさんが多いですが、慣れてきたら自分の好みに合わせて温度を変えてみてください。
この温度計測は地味な作業ながら重要なポイントになりますので、
必ずなんらかの温度計を用意してください。
↓僕は正確な計測に定評のあるタニタの温度計を選びました。
温度計が一緒になっているドリップポットも!
ここで紹介しておきたいのが、温度計が一体式となっているドリップポットです。
これなら自動的に温度が測れるのでお勧めです。
容量が350mlで、一人分のコーヒーを淹れるのに最適ということもあり、僕はこのポットを愛用しています。可愛いデザインも気に入っています!
関連記事:おしゃれで機能的な一人用ドリップポット、一人暮らしにおすすめです。 /Simple Real『TAMAGO』 |
3.ドリップする

豆を挽き、90℃前後のお湯を用意できたら、
いよいよドリップをします。
コーヒーの淹れ方は様々ありますが、今回は「ハンドドリップ」をテーマとしているため、「プアオーバー」(湯を上から注ぐ)や「透過式」(↔︎浸漬式)と呼ばれる淹れ方で紹介したいと思います。
ここで必要なのは、
④ドリッパーと専用フィルター
⑤コーヒーサーバー
⑥ドリップスケール
です。
<ここでのPoint> ここでも「測る」ということが重要になってきます。 湯温を調節する際に温度計を使うように、 ドリップする時も、サーバー(コーヒーの受け)の下にスケールを置き、 湯の投入量(or抽出量)と抽出時間を計測することをおすすめします。
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④ドリッパーと専用フィルター
ドリッパーに関しては、現在様々なタイプが存在しています。
ここでは、普段自分が使っていて、個人的におすすめするハリオの「V60」と、一般的に初心者の方におすすめとされているカリタの「ウェーブドリッパー」を紹介したいと思います。
A ハリオV60
僕がおすすめするのは「V60」というドリッパーです。
注ぐスピードによって味の変化の振れ幅が大きいため、初心者には不向きとの意見もありますが、逆に言えば、試行錯誤によって、
自分の好みの味に調節しやすい、という点で、僕はこのドリッパーをおすすめします。
そして、上記のドリッパーは必ず「専用フィルター」が必要です。
紙のフィルターをドリッパーの上にセットして、その上に挽いたコーヒー豆を乗せます。
また、使い捨てになっており、一回のドリップが終わったらペーパーのまま粉を捨てればいいので、お手入れは簡単です。
B.カリタ ウェーブドリッパー
一般的に初心者にお勧めとされているのは、カリタのウェーブドリッパーです。
ドリッパーの底が平らになっており、そこで抽出駅が馴染み合うため、
お湯の投入スピードがあまり味に影響を与えず、常に安定した味が出やすい、というのが特徴です。
こちらも専用のフィルターを使って使用します。
⑤コーヒーサーバー
落ちてくる抽出液を受け止める器具になります。
一人分淹れる場合にはなくても大丈夫ですが、
一回で2人分以上淹れたい人はもちろん、
アイスコーヒーを作る時など、あると何かと便利なので、
ひとつあるといいと思います。
⑥ドリップスケール
Pointでも書いたように、ドリップする際には、 「計測」がとても大事なポイントになります。
ドリップをする際には、量と時間を測る必要があります。
A 量を測る
湯温と同じように、湯量でも味の濃い薄いが変わってきます。
※僕の場合は豆によって投入量を変えたりしていますが、だいたい豆の量の10〜15倍の湯を使うようにしています。
B 時間を測る
抽出時間に関しても、長ければ苦味が出やすくなったり、早すぎても抽出成分が十分に出切らなかったりします。
※僕の場合は最初の一投から3分〜4分ほどで抽出が終わるようにしています。
僕はずっとハリオのドリップスケールを使っているのですが、
①と②を、両方測れてしまうので、 とてもおすすめです!
※ちなみに、↓湯量や時間を記録しておけるアプリもあるので、それを使ってレコーディングしながらドリップしていくと、フィードバックができておすすめです!
関連記事:計測ドリップ記録アプリ『Kopi』を使ったらコーヒーのレシピ記録の習慣がつきました! |
オプション:ドリッパースタンド
必ずしも必要というわけではないですが、ドリッパーを設置する
・ドリッパースタンド
を一緒に使うのもおすすめです。
ドリッパーを置いておき、定位置化することによって、ドリップ作業にすぐに取りかかれるようになります。
わかりやく自宅の中に「ドリップコーナー」ができますし、見た目もおしゃれになります。
※ちなみに、うちではこんな感じで置いてます!


ドリップスタンドを使うメリットについて書いた記事もあるので、よかったら参考にしてください。↓
まとめ:デザインにこだわろう。

以上、ハンドドリップに必要な6つの器具を紹介しました。
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これらを揃えれば、自宅でハンドドリップのコーヒーを淹れることができます。
器具はお手頃なものから高価なものまでありますが、
僕は値段は気にせず、デザインにこだわることをおすすめします。
やはり、日常的に目にしたり触れたりするものは、自分が気に入ったデザインのものを選ぶことで、多かれ少なかれ日々の暮らしが心地よくなります。
せっかく器具を揃えたのに使わないでいたらもったいないです。ぜひ、自然とコーヒーを淹れたくなる、愛着が持てそうなものを選んでください。
「美味しく淹れるのに大切なこと」というテーマで考えてみた記事もありますので、よかったらこちらも参考にしてみてください。↓
関連記事:はじめてのコーヒードリップで美味しく淹れるのに大切な3つのこと |
それではまた。
ぼくです。コーヒーが大好き! このブログの筆者です。20代後半、名古屋在住の会社員です。妻と2人暮らしをしています。好きな色は「青」、好きな作家は「村上春樹」です。
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