村上春樹も訪れた!栄の老舗『加藤珈琲店』で「珈琲ぜんざい」を。/名古屋カフェ探訪vol.25
村上春樹が食べた「珈琲ぜんざい」!
実をいうと僕は甘いものが大の苦手で、ぜんざいなんて生まれてから一度も食べたことがない。だからコーヒーぜんざいを出されたときも「参ったなあ、マジかよ」とびびったんだけど、いざ食べてみるとこれがなかなかうまいんだ。コーヒーの中に文字どおり、あずきと白玉と栗が入っている。でも決してげてものではない。出しているのは、名古屋で名の知れた<加藤珈琲店>。熱いのと冷たいのがあって、どちらも四五〇円。三十四ページの写真はアイスです。この商品は名古屋市内だけに限定しておくのはもったいないような気がする。
しかし大の男が白昼堂々、珈琲専門店に入ってコーヒーぜんざいを食べるという情景にはかなり空しいものがある。人生がどんどん失速して、間違った軌道に落ちていってしまいそうな気がする。名古屋おそるべし、コーヒーぜんざいを好きになってしまいそうな自分がすごく怖い。(参照:村上春樹『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』)
新感覚!そして「コーヒー×小豆」のマリアージュ


珈琲ぜんざいの他にもオリジナルスイーツが色々…!
個人的には『珈琲クリームあんみつ』が気になります…(笑)
村上春樹が見る名古屋
村上春樹さん、珈琲ぜんざいだけではなく、
名古屋についても本の独自の考えを述べています。
『東京するめクラブ 地球のはぐれ方』の中での名古屋についての言及が、
ナカムラクニオ著『さんぽで感じる村上春樹』で紹介されています。
村上さんは、「魔都、名古屋に挑む」というタイトルで、かなり深く名古屋を探検しています。名古屋は大都市であるのに、異界に直結しているような呪術性を失っていない都市だと書いています。名古屋は、日本中の都市が東京いならって画一化される中、外界からの影響を受けずに孤立進化した街。その隔絶された居心地の良さは、ある意味、世界の中の日本に似ています。(参照:ナカムラクニオ著『さんぽで感じる村上春樹』)
名古屋は、世界の中の日本…
確かに、名古屋は独特な文化がありますよね。
小説では、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の、主人公たちの学生時代の舞台にもなっています。
「学校もずっと名古屋、職場もずっと名古屋。なんだかコナン・ドイルお『失われた世界』みたい。ねぇ、名古屋ってそんなに居心地の良いところなの?」(参照:村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』)
もし名古屋在住の方 、または村上春樹ファンの方は、
荻窪にある喫茶店『六次元』を経営するナカムラクニオさんが書いている、『さんぽで感じる村上春樹』を読んで、
小説内で出てきた舞台をさんぽして再体験してみてください!
(僕はこの本を読みながら、学生時代に神戸へ散歩しに行きました!笑)
営業時間・アクセス
▪︎ 営業時間
月〜金:7:00〜17:00
土・日:8:00〜17:00
▪︎ アクセス
地下鉄桜通線・名城線「久屋大通駅」より徒歩2分
p.s.
村上春樹、学生時代によく読んだけれど、
最近はすっかり読んでないなぁ。
そろそろまた、読み返しはじめてもいいかもしれない。
せっかく名古屋に来たのだから、先ほどの
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』も
また読みたいところです。
もし同じ村上春樹好きの人がいたら、反応いただけると嬉しいです!
それでは、
明日もコーヒーとともに、心地よい暮らしを。
ぼくです。コーヒーが大好き! このブログの筆者です。20代後半、名古屋在住の会社員です。妻と2人暮らしをしています。好きな色は「青」、好きな作家は「村上春樹」です。
【YouTubeもぜひ見に来てください!☕️】
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