はじめてのコーヒードリップで美味しく淹れるのに大切な3つのこと

こんにちは。
普段、職場の人や初めて会う人なんかに、コーヒーが趣味だということを伝えると、
「何を揃えたらコーヒーを淹れられるの?」とか、「どうやったら美味しいコーヒーを淹れられるの?」と聞かれることがあります。
今回は、自分の考えをまとめるという意味も含めて、そんなこれから自宅でコーヒーを淹れてみよう、と思っている人向けに、「どうやったら美味しいコーヒーが淹れられるのか」という問いに、僕なりに答えてみたいと思います。
もちろん、僕はバリスタでもなければコーヒーの知識が豊富なわけでもありません。コーヒーを淹れ始めてから5年くらい経つけれど、日々気ままにドリップしているだけです。なのでこの質問に答える際、あくまで「僕の意見としては」という前置きをすることになります。
そもそも今世の中にはコーヒーの淹れ方は多数存在して、抽出に関するレシピや哲学もお店ごとに違ったりします。なのでこう淹れれば美味しい!なんてことは誰にも言えないと思っています。
ただ、日々ドリップをしていく中で、やはりこれはこうした方がいいな、という点は多々出てきます。
その中で、僕が「これは大事だな」と感じた要素を3つにまとめてみました。
こうしてまとめてみると、とてもシンプルでした。
だけど、この3つのポイントを押さえてコーヒーを淹れれば、
すぐにとはいかないけれど、そのうちきっと自分にとっての(ここが大切)美味しいコーヒーが飲めるようになると思います。
(すぐには美味しいコーヒーを淹れられないというのもドリップの醍醐味だと思っています。)
これから挙げる3つのポイントを押さえて、日々小さな実験を繰り返すことで、みなさんに、自分にとっての最高のバリスタになってもらえたら、と思います。
*目次*
1.自家焙煎のお店で選んだ、自分好みで「新鮮な」コーヒー豆を使う。

美味しいコーヒーを淹れるに当たって、
新鮮かつ、自分の飲みたい味のコーヒー豆を用意する
これが大前提になりますし、これさえできてしまえば8割方美味しいコーヒーを淹れることができてしまいます。
自分の好みとはいっても、最初はわからないと思うので、できればひとつ行きつけの自家焙煎店を持ち、お店の人と話しながら、まずは色々な豆を試飲してみてほしいと思います。
これまでコーヒーにこだわりのなかった人にとっては、コーヒーの味といえば深煎りのブラジル中心のブレンドコーヒーの苦味の強いものを思い浮かべると思います。
ですがコーヒー豆は産地や焙煎度によって本当に様々な表情があるので、
色々なコーヒーを試してみて、自分が純粋に「これは美味しい!」と思う豆を探してほしいと思います。
僕もこれまで色々なロースターさんで様々な産地・製法・焙煎度のコーヒーを飲んできましたが、エチオピアの豆の持つ華やかベリー系の酸味や、ブラックパール製法の豆が持つコンデンスミルクのような香りのなど、その都度コーヒーの奥深さには本当に驚かされています。
それと重要なのが、豆の新鮮さです。
どんなに品質の高いコーヒー豆でも、焙煎してから時間が経につれて次第に風味が落ちていってしまいます。特に空気に触れると酸化が始まってしまうので、できるだけ空気に触れないようにしたいところです。
自家焙煎のお店で新鮮な豆を購入し、開封後はキャニスターに移し替えて、密封保存するのがおすすめです。
僕の感覚としては買ってきてすぐが最も美味しくて、3週間くらい経つとかなり変わっちゃうかなといった感じです。(もちろん、これは人によって感じ方が違いますし、豆によっても違います。)
僕はだいたい豆を2種類の豆を100〜200gずつ買い、切れたらその都度買いに行く、というようにしていて、だいたい2週間で消費しきってしまいます。
それと、豆を買う時は断然、「豆のまま」で購入することをおすすめします。粉にするとコーヒー豆の表面積が広くなり、その分空気に触れる部分が多くなってしまうため、酸化が速くなってしまします。それに、そもそも「豆から挽く」というのが、コーヒーを自宅で淹れる醍醐味にひとつですので、ぜひ、新鮮な豆を、「豆のまま」買ってきて、家で挽くところからはじめてみてください。
2.計測と記録、そしてフィードバックをする。

コーヒーを淹れる際に大切になってくるのが、
豆の量、注ぐお湯の量、お湯の温度、抽出時間です。
最初は豆を買ったお店で聞いたおすすめのレシピや、インターネットで気になったレシピを見ながら淹れてみるといいと思います。
自分好みで新鮮な豆を使い、推奨レシピを参考にすれば、ある程度美味しいコーヒーは飲めます。
ただ、参考にしたレシピは決して自分にとっての一番美味しい味ではありません。
例えば僕の場合、よくあるレシピで淹れると薄く感じるため、少し豆量に対する湯量を減らすなどして淹れています。
そのようにして、「分量・湯温・抽出時間」を調節しながら、自分が最も「美味しい」と感じるコーヒーに近づけていってください。
計測してドリップをし、それを記録して、それをフィードバックして次のドリップに繋げる。
それを繰り返すことで、次第に自分の理想の味に近づいていきます。
その過程自体が面白いし、コーヒーの奥深さを知ることになります。
3.お気に入りのコーヒー器具やカップを使う。

せっかく美味しいコーヒーを飲むのだから、それを淹れる器具やカップにもこだわりたいところです。
コーヒーの味とは関係ないじゃないか、と思うかもしれませんが、僕はここの要素はとても大きいと思っています。
好きな色や好きな形、使う器具の質感。そういったところにこだわることで、コーヒーを淹れることそれ自体が楽しくなるとともに、飲む時間もより心地よいものになります。
僕の場合は器具やカップの形や色にこだわっていて、毎日使うことになるものだからこそ、自分の好きなものを選ぶことで、日々の心の充足感にも繋がります。
コーヒー器具に関しては、機能もよければよいほどそれはいいのかもしれないけれど、家で楽しむのだったら、機能よりも断然、「形から」入った方が楽しいと思います。
コーヒーカップだって、普段使っているマグカップで飲むコーヒーよりも、ちょっとこだわってコーヒーを飲むために用意したカップで飲むコーヒーの方が、断然美味しく感じます。僕は普通のカップよりも少し小さめのカップで、一口一口味わいながら飲むコーヒーが好きです。
この3つ目に関しては、直接味には関係してきませんが、僕にとって普段とても大事なことに感じているので、ひとつのポイントとして挙げました。
まとめ:自分らしく、楽しく淹れる

「美味しいコーヒーを淹れるにはどうすればいいか?」
今回はこの問いに対する自分なりの答えを考えてみたけれど、大切なのはこの3つで、とてもシンプルでした。
1.自家焙煎のお店で選んだ、自分好みで「新鮮な」コーヒー豆を使う。
2.計測と記録、そしてフィードバックをする。
3.お気に入りのコーヒー器具やカップを使う。
ただ結局のところ、美味しいコーヒーを淹れ方は、
人それぞれの感じ方や好みによって変わる部分が多いです。
とにかく、美味しいコーヒーを淹れるのに決まり事なんかないので、
自分で試行錯誤して美味しいコーヒーを淹れましょう。
その過程自体が、本当に楽しいです。
コーヒー豆選びひとつとっても、世の中には本当に様々な豆が存在しているので、新しいコーヒーを飲む度に、新たな発見があります。ドリップを計測してフィードバックしながら味を少しずつ変えていく過程も、小さな実験の繰り返しのようでとても楽しいですし、使うコーヒー器具やカップも、こだわって自分好みのものを集めるのは楽しいです。
このように、「自分にとっての最高の一杯」を探す過程は本当に楽しいものです。
ぜひ、コーヒーを淹れたことのない人も、コーヒーの世界に足を踏み込んではいかがでしょうか。想像以上の奥深さが広がっています。
p.s.
今回は、あえて細かいことを気にせずに、考え方としての「美味しいコーヒーを淹れるには」を考えてみましたが、また改めて、具体的なおすすめの器具や、淹れ方での違い等、他の視点からも考えてみたいと思います。
それでは、
明日もコーヒーとともに
心地よく過ごしましょう。
ぼくです。コーヒーが大好き! このブログの筆者です。20代後半、名古屋在住の会社員です。妻と2人暮らしをしています。好きな色は「青」、好きな作家は「村上春樹」です。
【YouTubeもぜひ見に来てください!☕️】
2019-09-23 by
関連記事
[…] はじめてのコーヒードリップで美味しく淹れるのに大切な3つのこと […]