産地別・焙煎度別・ロースター別の5種類の豆を「いとをかし」な店内で飲み比べる。/京都カフェ『Dongree-コーヒースタンドと暮らしの道具店-』
日本の古都、京都。
今回はこの街に、コーヒーを飲みに行きました。
京都と言えば、どちらかというと…
いや、圧倒的に「お茶」ですが、
今回、この街を訪れ、コーヒーを飲んで気づいたのは、
京都という街は、コーヒーを飲むのにも適しているということです。
「ARABICA京都」や「Walden woods Kyoto」
のようなモダンでスタイリッシュなカフェが登場してきている中、
2016年の4月に、
町家をリノベーションしてオープンしたというのがこの
『Dongree-コーヒースタンドと暮らしの道具店-』です。
静かな空間で、丁寧に心を落ち着かせてコーヒーを飲む。
入ってびっくり。
店内は、いかにも「京都らしい」お座敷となっておりました。
コーヒーを待つ間、
このお座敷に座り、読書をしていたのですが、
抽出液がサーバーに落ちる「ちょろちょろ…」という音だけが
聞こえていました。
その音を聞きながらコーヒーを待つ時間は、
本当に落ち着くひとときであり、特別な時間でした。
外にはちょっとしたお庭がありましたが、
その音で、まるでししおどしがそのお庭にあるような感覚になりました。
そんな静かな店内で、これから紹介する、
コーヒー5種類の飲み比べセットを嗜んだのですが、
こうやって心を落ち着かせてコーヒーを飲み比べることで、
一口ずつ丁寧に・大切に味わうことができました。
↑店主がセレクトした「暮らしの道具」がたくさん。
どれもこだわりを感じる道具たちです。
こんなセットを待っていた…5店のロースターの豆を焙煎度別に飲み比べ。
このお店の看板メニューとなっているのが、
焙煎度別、 ロースター別、産地別のコーヒーを飲み比べできる、
『五焙 gobai』飲み比べ体験セット です。
3種類の豆の飲み比べっていうのは
「Light up coffee」や「Glitch coffee」なんかで試したことがあるけれど、
5種類、焙煎度別そしてロースター別
というのは初めてです。このお店ならではですね。
焙煎度も5種類あることで浅煎り〜深煎りまである程度網羅できちゃいます。
素晴らしいセットだ。。。
このセットを飲んで僕は、
改めて自分が現在どんな感じのコーヒーを志向しているのかを再確認できる、
とてもいい機会になったと感じました。
また、コーヒーをそんなに飲んだことのないという人も、
このセットを注文して飲み比べすれば、
自分が好む味の傾向がある程度掴める気がします。
以下、5種のコーヒーの詳細と、飲みながら書いた個人的メモです。
※いつも通り、あくまで主観です。。
♯1 コロンビア ファンデル・トルヒージョ/WEEK ENDERS COFFEE
▪︎焙煎度:ライトロースト
▪︎味の説明:オレンジやパッションフルーツのような華やかな果実感と、キャラメルの甘い余韻。
▪︎メモ:鮮烈な酸。トマトっぽい。以前Glitchで飲んだ浅煎りのケニアに似てる。
▪︎好き度:★★★☆☆2.5
♯2 コスタリカ ドン・オスカル農園/大山崎COFFEE ROASTERS
▪︎焙煎度:ミディアムロースト
▪︎味の説明:良質な酸とコクが堪能できるコーヒー。後口に少し爽やかなグリーンティの余韻が残る、明るい味わい。
▪︎メモ:柑橘系酸。すっきりとしている。そして、「グリーンティの余韻」とはよく言ったものだ。
▪︎好き度:★★★☆☆3.0
♯3 グァテマラ ウエウエテナンゴ/クアドフォリオ
▪︎焙煎度:シティロースト
▪︎味の説明:芳醇なワインフレーバーとまろやかな苦味、クリーンなボディでバランスが良いコーヒー。
▪︎メモ:ワイン、リキュールのような風味。どうやったらこのような風味が出るのか。
▪︎好き度:★★★★☆3.5
♯4 ブラジル アントニオ・エステート/珈琲工房てらまち
▪︎焙煎度:フルシティロースト
▪︎味の説明:ブラジル特有のナッツフレーバー、チョコレートを思わせるようなどっしりとした甘みと心地よい苦味。
▪︎メモ:ブラジルだなあって感じ。僕はちょっとこの苦味が苦手。
▪︎好き度:★★☆☆☆2.0
♯5 コンゴ・チェガンダ/サーカスコーヒー
▪︎焙煎度:フレンチロースト
▪︎味の説明:深煎りらしいコクと苦味の中に、ほんのりした甘みを含むコーヒー。飲んだ後に広がる華やかな余韻が特徴。
▪︎メモ:甘くてコクがある。美味しい。最近自分の志向する味に近い。
▪︎好き度:★★★★★4.5
全ての豆を通して、クリーンで酸が上質だと感じました。
この静かな店内で、それぞれのコーヒーを少しずつ大切に味わう時間は、
とても幸せなひとときでした。
こうして産地別に、そして焙煎度を段階的に味わうことで、
それぞれの特徴を捉え、現在の自分の好みを改めて知ることができました。
アクセス・営業時間
▪︎アクセス
「清水五条駅」から徒歩7,8分
▪︎営業時間
平日:8:00〜17:00
土日祝:9:00〜18:00
p.s.
近くにある鴨川を歩いていると、とてものどかな気分になりました。
しかし、川っていいなぁ…
川沿いを歩いていると、村上春樹の『国境の南、太陽の西』の、
主人公と島本さんが川沿いを歩くシーンを思い出します。
ここを誰かと散歩したいなぁ、なんて思ったけど、
コーヒー片手に一人でのんびりと歩くのも、そんなに悪くないです。
この象徴的な鴨川があることで、より一層、京都という街が素敵に映ります。
鴨川の近くにはコーヒースタンドが点在しているので、
コーヒーをテイクアウトして、ぜひ鴨川沿いをお散歩してみてください。
おすすめです。
それでは、
明日もいいコーヒーライフを送りましょう。
ぼくです。コーヒーが大好き! このブログの筆者です。20代後半、名古屋在住の会社員です。妻と2人暮らしをしています。好きな色は「青」、好きな作家は「村上春樹」です。
【YouTubeもぜひ見に来てください!☕️】
コメントを残す